サイエンティフィック・アドバイザリボード(SAB) ジャパン

ヘンケルジャパン株式会社は 日本国内の著名な大学の教授陣と提携を結び「サイエンティフィックアドバイザリーボード(SAB)」を設立致しました。

【設立の背景と目的】
ヘンケルはその売上のおよそ3分の1が過去3年間に発売された革新的な新製品により成り立っています。イノベーションなくして、進歩はありません。今後も継続して革新的な製品を生み出すためには新しい発想が不可欠です。


“オープン イノベーション”のコンセプトはヘンケルの研究開発の中で重要な役割を担っています。今日のように膨大な情報があふれ、変化も大きいビジネス環境では、内部でかかえるリソースのみで、必要な情報を見極め、技術的な革新にすばやくつなげることは、もはや難しい時代です。そこでヘンケルでは外部研究機関や大学との連携により外部のリソースも活用することで自身のリサーチや開発活動を効率化し、より価値の高い研究成果を生み出すようアジアのR&D強化を図っています。ヘンケルでは近年、世界の主要拠点でこうしたSABの設立を促進しており、日本はヨーロッパ、アメリカ、中国に続いての設立となります。


また、今回のSAB設立にあたり、ヘンケルは会社の理念である「ブランドとテクノロジーを通じて人々の生活をより便利に、より良く、より美しくする」に基づき、常に革新的でありながらも人々の生活に役立つ製品開発を心がけ、サステナビリティに注力したイノベーション強化を目指します。


伊藤耕三 教授 (東京大学)

氏は最近の研究で架橋点が自由に動く超分子ネットワークの合成(環動高分子材料「スライドリングマテリアル」)に世界で初めて成功。数々の大規模な研究プロジェクトも推進しており、文部科学省による大学発ベンチャー創出支援事業、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によるナノテクチャレンジプログラム及び独立行政法人科学技術振興機構(JST)による戦略的創造研究推進事業(CREST)などがある。

越智光一 教授(関西大学)

氏の主な研究分野は メソゲン基エポキシ樹脂の合成と特性評価、高熱伝導性、高熱強靭性、熱安定性新規エポキシ樹脂の開発、脂肪族芳香族ベースポリマー合金、高強靭性および界面特性制御のある無色透明エポキシ樹脂、シリカ、チタン、酸化ジルコニウムとエポキシ樹脂のハイブリッド材料、高熱UV耐性および屈折性制御インデックスを持つ無色透明エポキシ樹脂の合成.。

澤本光男 教授(京都大学)

氏の専門分野は、高分子合成,重合反応設計,とくにカチオン重合,ラジカル重合,リビング重合,高分子精密合成,反応中間体の化学。
近年は日本学術振興会助成による「シークエンス高分子-学際融合による新高分子化学の創成」、文部科学省・日本学術振興会 グローバルCOEプログラムによる「物質科学の新基盤構築と次世代育成国際拠点」で研究代表やリーダー,国際純正応用化学連合 (IUPAC)・高分子部会・正委員および社団法人高分子学会・会長を務めている。

菅沼克昭 教授(大阪大学)

氏は鉛フリーはんだ、導電性接着剤、およびPrinted Electronicsの研究に注力しており、鉛フリーはんだとPrinted Electronicsに関する著書を出版している。現在はNEDOによる国家プロジェクトである「導電性接着剤実装技術に関する標準化調査事業」に従事している

高原 淳 教授(九州大学)

氏の専門分野は、ソフトマテリアルの表面構造・物性、高分子の疲労挙動、高分子の非線形粘弾性、ポリマーハイブリッド、有機超薄膜と構造・物性と超微細加工。 
現在、 現在はJST,ERATO高原ソフト界面プロジェクトの研究総括、フロンテイアソフトマタービームラインの副運営委員長、SPring-8利用促進委員会委員長などを務める。

田中敬二 教授(九州大学)

氏の主な研究テーマは、高分子材料表面・界面・超薄膜の構造、物性と機能化。現在産業技術研究助成で「有機高分子ナノ接合技術の確立」プロジェクト代表。